地球外生命体の映画
地球外生命体を扱った映画は数々あれど、どこか絵空事だったりする。
「げ、こわい・・・」
というパニック系か
「いやいや、地球外生命体だって、人間と通じ合えるのだよ」
的なファンタジー系。
もしくは
「人間って身勝手ってわかってる?」
という環境破壊反対派だったり。
いずれにせよ、研究者でも政府高官でも、もう無垢な子どもでもない私にとって、どこか違う世界の出来事。
でもこの映画「モンスターズ」は違う。
みょうになまなましい。
地球外生命体が出てくる時点で絵空事なんだけど、もし本当に地球外生命体が地球にやってきたらこうだよね、という納得感。
地球外生命体が人を殺しまくってたら、こわいっていったらこわいんだけど、普通の生活をしているとその生活も継続してたりするし、逃げられないならあきらめるしかないし、守れるのなら自分の国の人が最優先だし。
で、こわいやつだろうがなんだろうが、きれいなものはきれいに感じたりするよね。
2人きりでいて好きになっちゃったりしても、続かないよね。
ご都合主義の甘い映画ではなくて、リアル感がハンパない映画だと思います。
何度みても見飽きないよ。
第9地区もすごいよね。