異端の強さ 東京ゲゲゲイ
日本には”道”がある。
型があって、それを守り、それでもなお滲み出る個性。それが本当の個性である、という考え方。学校の制服や規則や、茶道などのお稽古事もその一つ。日本にはこの考え方が根強くあるよね。
それはそれで一つのありようではある。型にはまったほうが安心できる人もいるだろう。型を守りそしてそれを打ち破り新しいものを作っていく、という人もいるだろう。
でもね、型に収まらない人間もいんだよ。収まりたくない、というか収まることが出来ない。
異端。
けっこうしんどい。
ダンスはぜんぜん詳しくないし、東京ゲゲゲイの何を知ってるかと言われると何にも知らない。
だけど、そのダンスをみていると、何だ励まされている気がしてくる。
異端の者の強さと、そのせつなさ。
理解されないこともあるかもしれないけど、異端者であってもいいんだな、むしろそれを生かしていってもいいのかな。そんな気持ちがわいてくる。