吟遊詩人 関取花
冷静な観察者であり、燃えたぎる情熱の持ち主であり、めっぽう歌がうまい。
あの小さな体から、魂をブルブルゆさぶるような声を出す。もう、一度生で聴いたら、すっかりとりこになること間違いなし。
それにあの笑顔!まっすぐに笑いかけてくれるあの笑顔が、たまらなくステキなひとなのだ。
歌詞もいいよね。
目の前に情景がうつるように、物語をかたるように、歌い上げていく。
「もてたい、やせたい、恋をしてみたい」
あの年代に誰もが思っていた3つの願いをこんなにストレートに言った歌詞があっただろうか。そのあとの親との会話、そこから考え出すこと、もうそのまま物語なのだ。
関取花ちゃんの歌詞の魅力は、ストレートな言葉を選びながらも、その物語の複雑さにある。
1曲の間に、一つの映画のような物語が詰め込まれている。
それで歌がうまいときているんだもの。たまらないよね。
ブログもおもしろいんだけど、文筆業よりもやっぱり歌いたいんだよね。
「売れろ~!」
ささやかながら私も祈っておくよ。
皆様、聴きに行くなら、間近で観られる今のうちだよ。